国際会議における政策提言のノウハウをまとめてみた。
国際交渉は転換点であり通過点
- なぜ転換点なのか?:条約、議定書は法的拘束力を持つ。宣言、コミュニケ、行動計画は、政策を押す理由付けになる。
- なぜ通過点なのか?:ひとつの交渉が終わり次の交渉へ。合意しても実施されなければ意味がないから。
国際交渉の民主性
- 通常の政策は国民の代表である国会が決定し、内閣に行政を委託する。
- しかし、国際交渉ではまず行政府が合意し、国会が事後に決議。しかも重要な国際交渉は密室で行われることが多い。
- NGOの参加は歓迎されているが、それが民主的であるとのお墨付きになることもある。対話とボイコットの選択肢を留保することが必要。
問題の論点を知る
- 国内外のNGOのウェブサイト、メルマガ、ニュースレターを読む(例:海外NGOのポジションを一覧化)。
- NGOや関連団体が主催するセミナー、勉強会に参加する。
- NGO間のメーリングリストに加入する。
- NGO間のミーティングに参加する。
計画時に考えること
- その会議で提言することが適切か?
- その会議の交渉の論点か?
- 意思決定の重要なタイミングはいつか?
- 事前にドラフトは公開されるか?
- 非公式会合は開かれるか?
- 意思決定は誰がするのか?(省庁、局、課は?)
会議前にやる3つのこと
- 情報収集:NGOの議論に参加、ドラフト入手、国内外メディア収集
- 世論形成:メディアへの情報提供、事前プレスリリース、レポート・ファクトシートなど根拠文書作成、デモ・セミナーなどの開催
- 事前の提言:省庁担当者・国会議員との対話、提言書の発表(対処方針は会議前に作られてしまう)
会議中にやるべき3つのこと
- 情報収集:NGO共有会議、NGO戦略会議、ドラフト、プレスリリース、ニュースレター、新聞記事
- 直接対話:政府主催説明会、個別会議、ロビーイング
- 世論形成:プレスリリース、記者会見、ダイレクトアクション、デモ、対抗セミナー、ニュース配信