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よりよい社会を創るために、もっと 戦略的にに寄付をする道を探してみませんか?
フェアでエコロジーな社会を実現するためには、難民の保護やNPOによる災害復興、NGOによる政策提言など、一定な収益を望めない活動にもお金を回していく必要があります。一時的に寄付であれば、あまり深く考える必要はないかもしれません。しかし、NGOやNPOが効果を挙げるためには長期的な支援が不可欠です。そういった長期的活動を資金的に支えるためにも、ただ、有名だからとか、宣伝しているからといって闇雲に寄付するのではなく、効果的分散の寄付方法が必要だと思います。
1.どんな寄付先があるか調べてみよう
まず、戦略的な寄付をするにあたって、どんな寄付先があるのか調べてみましょう。以下は寄付や募金先を紹介すポータルサイトです。
これらのサイトを見てみると大きく分けて以下の三つの対応の寄付先に分けることができます。そして、これらの活動は、それぞれ重要な役割を果たしています。
- 紛争地や災害などでの緊急援助(食料・水の供給や医療スタッフの派遣、難民保護など)
- 環境破壊や人権侵害など、個々の問題をモニタリングし、阻止したり改善を求めていく活動(例:違法伐採のモニタリングなど)
- 政治的なコミットメントや政策の変更を求めていく活動(例:京都議定書、債務帳消しや対人地雷廃絶など)
2.包括的な問題解決のアプローチを考えてみる
通常、NGO・NPOの支援を行うときに、その分野で一番有名な団体だからとか、知り合いが入っている団体だからという理由でひとつの団体のみを選んでしまいがちです。しかし、ひとつのアプローチだけでは問題は解決しません。同じ問題を扱いながら、その団体と違ったアプローチをしている団体(例:予防的なアプローチと治療的なアプローチの違い)を支援したり、似ている問題だがちょっと構造が異なる問題(例:紛争地の難民問題と国内の難民問題)など、より包括的な寄付のアプローチをすることで、個々のNGOは別々の活動をしていても、全体として、自分の達成したいビジョンの実現や問題の解決にむけて、効果的な活動が展開できます。
戦略的に寄付先を探す方法の例:
- 自分の達成したい社会像(ビジョン)をできるだけ明確にする
- その問題の予防策を考える(問題の根本原因は何か?)
- その問題の治療策を考える(悪影響を今すぐに回避・最小化する策は何か?)
- その問題が海外で起こっている場合、日本にも同様の構造によって起こっている問題はないか?
- その問題が日本で起こっている場合、海外にも同様の構造によって起こっている問題はないか?
さらに、寄付先を選定するときに、株式の長期投資の考え方を用いることもできます。長期的な株式投資で成功する主な手法として、「バリュー投資」と「グロース投資」という考え方があります。バリュー投資というのは、価値があるのにみんなから知られていないため本来の価値よりも低く見られている銘柄に投資することです。一方、グロース投資は、今は価値がなくても成長が見込める事業を行っている銘柄に投資をすることです。本当に価値ある活動にみんなが寄付をしていなければ、あなたの寄付するお金は、本当に価値のある社会的成果を生み出す可能性が高くなるかもしれません。リターンを「お金」ではなく「社会的な活動による成果」と考えれば、リターンを最大化する投資の方法は寄付をする際にも参考になるのかもしれません。
3.寄付先の団体とインタラクティブになってみる
会員になったり、大口の寄付をしたりすると、ニュースレターなどが届くようになります。しかし、単にお金を出しているだけでは、自分の支援で活動がどこまで発展したかを実感することは限界があります。そこで、それらの団体が行うセミナーやスタディーツアーなどのイベントに参加すると、よりインタラクティブな支援を行うことができます。
そういったイベントがない場合や遠隔地に住んでいて参加できない場合でも、事務所に質問を送ってみたり、励ましのメッセージやアドバイスをおくってみることで、インタラクティブな寄付をすることができます。ただし、小さなNGOの場合、人材不足で非常に忙しく、何度も質問すると、とても仕事が回らなくなってしまうこともあるので、その点は配慮して、頻繁なやり取りは避けたほうが良いかもしれません。
4.活動の成果をレビューする
多くのNGO・NPOで、年次報告書を作成しています。その中には、一年の活動の記録と成果が書かれています。特に成果の部分を注意深く読んでみましょう。一般的にNGOの活動は数値で表すことが難しいことが多く、成果を実感しにくいかもしれません。しかし、視点を広く持って、それらの年次報告書に書かれている成果が、社会全体にとってどういう意味があったのか?ということを考えてみることが大切だと思います。あまりにも不明確な書き方をしている場合は、質問してみることをお勧めします。それでもよくわからない場合は、きちんと相手に理由を伝えてあげて、支援をやめることも考えても良いと思います。
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