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NPOバンク・ソーシャルファンドガイド
 


フェアトレードショップや天然酵母のパン屋さん、市民風車などNPOの行う非営利事業やソーシャルビジネス、社会的起業など、これらの事業にお金をまわす仕組みとして、NPOバンクや社会的事業ファンドなどが次々と立ち上がっています。毎年の寄付よりも少し多目のお金を出資することで、長期的に非営利事業を支えることができます。

1.NPOバンクとは?

NPOバンクとは、地域社会や福祉、環境保全のための活動を行うNPOや市民団体、個人などに融資することを目的として設立された小規模の非営利バンクのことです。現在、日本で活動しているNPOバンクはこちらに掲載してあります。

どうしたら出資できるの?

NPOバンクの多くは民法上の組合の形式をとっているので、各NPOバンクで用意している所定の加入届けを提出し、出資金(NPOバンクによって最低出資額が異なる)を振り込むことで、組合員になることができます。NPOバンクによって異なりますが、およそ以下のような特徴があります。

  • 年一回の総会での議決権を持ち、組合の運営方針に意思を投じることができる(はがきなどによる委任も可)
  • 預貯金ではないので、元本保証はない。ただし、貸し倒れを防ぐために一定の貸し倒れ引当金をプールしている。
  • 融資の決定は面接などをじっくり行っている。会計士、税理士、弁護士などの専門家が融資審査にかかわっていることも多い。
  • 融資先を積極的に公開しているところが多い。公開することによって、事業の宣伝にもなり、貸し倒れを防ぐことも意図している。
  • 2005年10月現在、NPOバンクの融資による貸し倒れは一件もおきていない。融資実績は数億円に達しているNPOバンクもある。
  • お金を引き出す場合、一年に一回など決められた時期しか引き出すことができない。
  • 配当を出すことは現在のところ想定していないところがほとんど。リターンは「よい社会を創る」ということ

 

どうしたら借りられるのか?

NPOバンクからお金を借りる場合に民法上の組合で運営されているため、組合員になる必要があります。審査時には何度も面接が行われ、信頼関係を構築した上で融資が行われます。一件あたりの融資額は、数十万から数百万円がほとんどで、利率は1%〜5%程度です。通常、お金を借りることは非公開で行われますが、NPOバンクから借りる場合は、NPOバンクが融資先を積極的に情報公開することが多く、NPOバンクを通して、その事業をアピールすることも可能です。

2.社会的事業ファンドとは?

社会的事業ファンドは、特定の事業に特化し、NPOバンクよりも収益を重視して、配当を受け取ることを前提にしたファンドです。自然エネルギー市民ファンドなどがあります。

自然エネルギー市民ファンドの場合は、商法上の匿名組合という形態が使われていますので、民法上の組合と異なり、組合員に議決権はありません。

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